メッセージ


バイオスフィア【biosphere】名 生物圏《地球上の生物の世界》;生活圏. −ジーニアス英和辞典

バイオスフィアとは

バイオスフィアとは、bio-(生命の)+sphere(範囲)、生命体の生息する領域という意味であり、フランスの哲学者であり古生物学者であったテイヤール・ド・シャルダンの命名といわれています。
言い換えれば、人間や生物が生きてゆける条件をもった空間のことです。月や火星では人類は生きていけません。人間や動物が生きていくには空気も水も食料も必要です。つまり、水や空気や食料を生み出せる空間(エリア)のことと言ってもいいでしょう。

バイオ資源

もし、仮に何百年と滞在できる宇宙基地を造るとしたら、食料や酸素はどうしたらいいのでしょうか?真空の宇宙では手に入りません。
宇宙基地の中に土や水を積み込み、植物や動物を育てるしかありません。魚や貝も食べるなら海も必要です。植物は酸素を生み出し、森や海は二酸化炭素を吸収します。
つまり、宇宙基地をバイオスフィアにする。そして、その中で農作業や漁をして食料を得る。最新の科学技術を結集した宇宙基地でも、食料は農地で作るより方法がありません。
太陽の光を食物やエネルギーに変えてくれる資源を「バイオ資源」と名づけてみます。人間が宇宙空間で生き延びるためにはバイオ資源の存在が絶対条件になるのです。
バイオ資源の代表格は、植物、動物、水、土などです。これらのバイオ資源を使って太陽エネルギーを食物エネルギーに替える仕事が「農」。したがって、バイオ資源とは、水や酸素、木材を生む森林と食料を生む農地と言い換えることが出来ます。そして、当然のことながら農業や林業のノウハウ、つまり農林漁業の人材も重要なバイオ資源となります。

化石資源

長い間、モノを燃やすエネルギーは木材(バイオ資源)だけでした。ところが、人間は地下からすごいエネルギーを発見しました。石炭、石油などです。これらは植物の化石なので「化石資源」とも言います。
特に石油が生んだ現代文明の素晴らしさは書くまでもありません。
石油は食料の生産にも大きな貢献をしました。ダムや水路の建設、揚水ポンプなど水のなかった地域にも農地を広げ、石油から作る化学肥料や農薬は農地の生産力を何倍にも引き上げました。トラクターやコンバインなどの大型機械も大活躍。
現在の日本では、食料1キロカロリーを作るのに、石油2.6キロカロリーを使っているそうです。まさに石油が食料生産を支えているのです。さらに、世界中の食べ物がスーパーで手に入るのも化石資源(輸送燃料)のおかげ、今の日本の豊かな食生活は石油によって可能となったのです。
この万能ともいえる素晴らしい資源も、ひとつだけ欠点を持っています。いつかは無くなってしまうということです。


最も重要で明確な違いに注目したい。農場はどんなに利用しようが、適切な耕作が行われれば永久に一定の収穫を得ることができる。ところが鉱山には再生産はない。掘り始めはたくさん採掘できるが、やがて採掘量は減少し、ゼロになる。  ―― W・S・ジェボンズ