BIOSPHERE 20年後を目指した地域戦略を考える

日本の農地資源や森林資源、生物環境などの大切さを、広く一般の方々へと伝えるために制作した広報パンフレットです。皆様の環境保全活動や地域イベントに、ぜひご活用ください。子どもから大人まで幅広い方々に、ご好評いただいております。

【田んぼの楽校】「磐田用水東部土地改良区」と「今井小学校」の連携
【今井小学校 教諭からのお便り】





袋井市立今井小学校は、平成13年より地域の農家と磐田用水東部土地改良区と連携して、田んぼの楽校をしています。2年生で野菜づくり、3年生で大豆づくり、5年生イネづくりをしています。5月に年間計画を立て、堆肥散布などの土づくりから収穫までを学習。収穫したものを加工して、食するまでを一連の総合的な授業として行っています。今回、田んぼの楽校を卒業していく6年生から夢を語る会に招かれ、1時間の授業をしました。
事前にバイオスフィアの冊子を配布して、熟読するように担任の先生にお願いしました。授業当日は、私長島の勤めている磐田用水の話から始まり、農家が生活していくために除草剤や農薬使用をする農法となり、多くの生きものを殺してしまったり、農地周辺の環境を悪化させてしまうことになることを説明。そして、ぐるぐる島とテクテク星の話に入り、20年後にはどちらに住んでみたいかを聞きながら意見を集める方法で1時間の授業を終了しました。
29名中、27名が、ぐるぐる島を選び2名がテクテク星を選んだ子がいました。ぐるぐる島になって欲しいを選んだ子の中から20年後は、本当にぐるぐる島になっていますか?どっちになってしまうのですか?という質問もあり、無農薬で大豆づくり、イネづくりをしてきた子どもたちには、20年後の地球がどうなってしまうのかという不安感が見えていたのかも知れません。
来年からの取り組み
栽培したものを食することで、食に対する意識に変化が現れたと学校からの評価も高い。来年からは、地域を巻き込む取り組みとして、親子で参加を学校から声を掛ける。そして、地域全体が農業体験に参加して、地域で取り組む農を生かした地域づくりを目指す。
【袋井市立今井小学校】 http://www13.ocn.ne.jp/~imaisho/
【磐田用水東部土地改良区】 http://www.d2.dion.ne.jp/~iwatalid/

【環境教育】「水土里ネット奥瀬堰」と「法奥小学校」との連携
【法奥小学校 教諭からのお便り】


十和田湖、奥入瀬渓流の玄関口に位置する十和田市立法奥小学校は「里山の学校」として、地域の自然や施設を活用した環境教育「みどり学習」と子どもたちに夢と志をもたせる「キャリア教育」の2つを柱に教育活動へ取り組んでいます。
今回は水土里ネット奥瀬堰の協力を得て、「バイオスフィアパンフレット」を購入していただき、6年生の学習で活用させてもらいました。
教室のスクリーンには水土里ネット奥瀬堰の事務局長さんが作成したスライドが大きく映し出され、子どもたちの目は集中しました。
事前に配布されたパンフレットを一読してきた子どもたちはスクリーンに映し出された「ぐるぐる島」を指差しながら、「もし、自分が2030年にぐるぐる島に住んでいたら、どんな仕事をしているか」の観点で自分の考えを発表してくれました。
A君 「2030年、ぼくは、ぐるぐる島で小学校の校長先生をしています。学校園では自給自足のための学習ができる野菜がたくさん植えられています。また、ぼくの学校の給食は地産地消でまかなわれます。」
Bさん 「2030年の私はぐるぐる島のコンビニの店長をしています。このコンビニはバイオ資源の高まるものしか売りません。少々高くてもこのバイオ資源ポイントが高まるものを専門に仕入れて売るお店にします。」
C君 「ぼくはものづくりが得意なので、農業機械を直す仕事をしています。どんなに自給自足を考えた人が増えても、トラクターなどの機械が壊れてしまっては作業が進みません。そのためのバックアップをする仕事をしています。」
参観者からは「環境教育とキャリア教育を学んできた子どもたちらしい考えがたくさん出てよかった」との声が聞かれました。今後も、本校は地域の方々と連携して環境教育やキャリア教育を進めていきたいと考えています。そして、この「バイオスフィアパンフレット」はそれに最もふさわしい教材であるこがわかりました。

水土里ネット幸野溝(熊本県球磨郡湯前町)
水土里ネット幸野溝より、地域の子どもたちへの広報・啓発活動を目的として、幸野溝水系地区の小学校8校の6年生全生徒(222名)へ、パンフレットを贈呈していただきました。
小学校8校 |
||
|---|---|---|
|
■水上村立岩野小学校 ■水上村立湯山小学校 ■湯前町立湯前小学校 |
■多良木町立久米小学校 ■多良木町立多良木小学校 |
■あさぎり町立上小学校 ■あさぎり町立岡原小学校 ■あさぎり町立 岡原中学校 |
の6年生全生徒(222名)
【水土里ネット幸野溝】 http://www6.ocn.ne.jp/~koumizo/

西三河農地・水・環境保全地域協議会(愛知県安城市)
愛知県の西三河農地・水・環境保全地域協議会では、「農地・水・環境保全向上対策共同活動研修会」での講演資料として、パンフレットをご購入いただきました。


西三河地区の活動団体リーダーの皆様が一堂に会したこの研修会では、地区全体での活動状況の報告や優良活動事例の紹介・表彰、各種講演が行われ、また、今後の活動に向けた情報交換が活発に行われました。
パンフレットは、東海農政局整備部設計課長による講演「2030年に生き残る地域は!?」の資料として参加者に配布。マンガから始まり、イラストで構成された誌面に一見「何の資料?」と感じた方も多い様子でしたが、「バイオスフィア(自給自足圏)」という深いテーマや「農」の重要性を訴える内容を、講師が懇切丁寧な語り口調で伝えていくと、多くの方が次第に引き込まれていきました。
「広報・啓発活動の一環として、こういったパンフレットを地域住民へ配布することも一つの方法」という言葉にうなずく参加者も少なからずみられました。
【西三河農地・水・環境保全地域協議会】 http://nishimikawa-nochi-mizu.org/

グランドワーク東海(愛知県安城市)
NPO法人グランドワーク東海では、愛知県安城市で開催した地域フォーラム「グランドワークフォーラムin安城」の配布資料として、パンフレットをご購入いただきました。


安城市は「日本デンマーク」とよばれる先進的な農業地帯。現在も農家をはじめ、地域住民や水土里ネット、地元企業やNPO、学生などが一帯となって、地産地消の運動や資源保全活動への取り組みを進めている地域です。
「日本デンマーク 再発見」というテーマで開催されたフォーラムでは、地元高校生による地産地消商品「米粉パン」の紹介、地域の土台となった歴史的な水利施設「明治用水」の資源性をテーマにした講演に引き続き、パンフレットの紹介へ。
「バイオスフィア(自給自足圏)」という概念やその維持に不可欠な「農」の重要性をテーマにした冊子であること、巻末に掲載している「バイオ資源ポイント」が、地域の人的資源、特にベテラン農家の重要性を反映させる手法で算出していることなどに、農家の方をはじめ多くの参加者が納得した様子でした。
【グランドワーク東海】 http://www.groundwork.or.jp/block/project_toukai_1.html
【明治用水土地改良区】 http://midorinet-meiji.jp/

松山市立小野中学校(愛媛県松山市)
松山市立小野中学校では、2年生を対象とした食育の総合学習用教材として、講師の方からパンフレットをご購入いただきました。


松山市教育委員会では、小中連携で「国際・職業」教育推進事業に取り組んでおり、小野中学校では、総合的な学習の時間の中で、「職業科」の教育課程を実施しています。この「職業科」は、一人一人に関心のある職業に関する基礎的な知識や技術を習得させ、その職業の意義や役割を理解させることなどを目的としており、今回、実際に地元で活躍しておられる食品会社の社長を講師とした授業が実現しました。
イラストをふんだんに使用したパンフレットは、生徒たちにもわかりやすかったようで、50分という短い授業時間の中で「食」の安全や「農」の大切さなど奥の深いテーマを扱ったにも関わらず、最後まで熱心に授業に取り組む姿がみられました。テーマを視覚的・具体的に深く説明する資料があったことで、授業の幅が広がったなど、講師にとっても手ごたえを感じる楽しい授業となったようです。
【松山市立小野中学校】 http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~t.ono/index.htm

大泉新田地区守る会(三重県員弁市)
大泉新田地区守る会では、子ども会と共同で開催する地域保全活動のなかで、親子勉強会の時間をとり、教材としてパンフレットをご購入いただきました。


保全活動では、午前中、子どもたち全員で花壇の植栽と水やりに汗を流し、午後からは、地域の歴史的な水利施設を見学。江戸時代初めに完成した大溜や分水施設、水路などを一通り回った後、集落センターに集まり、親子勉強会を開きました。
勉強会では、親子でパンフレットを見ながら、見学してきたばかりの水利施設や地域の農地資源、水資源の大切さを伝え、それらを地域で守っていくことの大切さを親子で考えてもらいました。
子どもたちにとっては、ちょっと難しいテーマでしたが、親御さんのフォローと事前に用意した「バイオスフィア活用ガイド※」のスライドもあり、勉強会は終始スムーズに進行。子どもたちは、楽しそうにマンガを読み、真剣な表情で解説に耳をかたむけ、時折、親御さんに質問するなど、一生懸命に取り組んでくれました。

水土里ネット立梅用水(三重県多気町)
水土里ネット立梅用水では、地域の恒例イベント「夏休みだ!親子で農村体験」での学習会用にパンフレットをご購入いただき、参加した子どもたちに配布されました。


「夏休みだ!親子で農村体験」は、農地・水・環境保全向上対策の一環として開催しているイベントで、豊かな農村の自然に親子でふれ「水・土・里」の大切さを知ることがテーマ。竹細工教室や休耕田を利用したビオトープでの生き物調査、水路と素堀りのトンネルを利用した「ボート下り」など、盛りだくさんの内容です。体験活動を通じ、子どもたちが農村の「水」や「土」、「生き物」と十分にふれあったところで、パンフレットを配布しました。
30分程度の学習会では、立梅用水の歴史や田んぼの役割などをクイズ形式で問いかけ、農業や水路の大切さを語りかけながら、パンフレットの内容紹介へ。子どもたちは、手に取った目新しい冊子が、今ふれてきたばかりの「水」や「土」をテーマにしていることに意外な顔をしながらも、興味津々の様子でした。
【水土里ネット立梅用水】 http://www.tachibai.jp/
【ブログ たちばい通信】 http://www.2030.jp/blog/tachibai/
![]() |
![]() |
![]() |

森津地域資源保全隊(愛知県弥富市)
森津地域資源保全隊では、地域の子どもたちへの広報・啓発活動の一環としてパンフレットをご購入いただき、夏休み子ども会活動に合わせた学習会で活用されました。


30分程度の学習会は、子どもたちがパート1のマンガ「おいしい島のウーさま」を自由に読むことからスタート。目に鮮やかなオレンジ色の冊子に、はじめは嬉々として、落ち着かなかった子どもたちでしたが、鳥山明マンガならではの世界観に次第に引き込まれていった様子。じっくりと読み込んだ後には、「おもしろかった」「ウーさまかわいい」といった感想が聞こえてきました。
一通り、子どもたちの感想を聞いた後、講師が「テクテク星人はなぜ、ぐるぐる島にやってきったのかな?」「ぐるぐる島の野菜はどうしておいしいと思う?」といったポイントを問いかけ、パート2を元に解説。最後は、地域の農業や水路の大切さ、地域全体で農地や森林、自然を守っていくことの必要性などを語りかけ、子どもたちも真剣な様子で、聞き入っていました。
【森津地域資源保全隊】 http://www.moridu-hozentai.com/